肝臓の解剖生理-肝臓の働きを知ろう


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目次

肝臓の構造


肝臓は腹腔内の右下腹部にある重量1000~15000g程度の臓器です。
肝臓は横隔膜の下に接し、下面は胃や腸、腎臓などの臓器が接しています。

肝臓に流入する血管は肝動脈と門脈の2つがあり、流出する血管は肝静脈で下大静脈に合流します。

毎分1000~1800mlの血液が肝臓に流れ込み、肝臓が含む血液の量は全体の10~14%にもなります。
血液が豊富なのは、肝臓の大きな特徴です。

肝臓には、肝動脈から血液が流れ込みますが、その量は肝臓全体に流れ込む血液のわずか5分の1に過ぎません。
肝臓を満たしているのは、ほとんどが小腸から流れ込む静脈血です。

肝小葉とは

肝臓は、肝小葉と呼ばれる構造物が多数集まって構成されています。
肝小葉は肝臓の構造上の最小単位であり、六角柱の形状をしています。

門脈・固有肝動脈・胆管は結合組織の膜(グリソン嚢)に包まれており、特にグリソン嚢が内部に入り込み肝臓を小葉に分ける部分をグリソン鞘(小葉間結合組織)と呼びます。

肝小葉内では、血液は外側から中心に、胆汁は中心から外側に流れています。

門脈とは

門脈は主に消化管からの栄養素を肝臓に運ぶ役割をもっています。
上腸間膜静脈、下腸間膜静脈、脾静脈が合わさり門脈となり、門脈は胃・小腸・大腸・脾臓からの血液(栄養)をそれぞれ集めて肝臓に送り込んでいます。

肝血流の70%が門脈、30%が肝動脈となっています。

肝臓の生理

肝臓の機能

・栄養素の代謝
蛋白質の代謝⇒アミノ酸の合成を生成するほか、血漿たんぱくであるアルブミン、グロブリン、血液凝固物質の合成を行い、血中に送り出しています。
脂質の代謝⇒脂肪酸やコレステロールを合成しています。
糖質の代謝⇒胃や腸から消化されてやってきたブドウ糖をグリコーゲンの形で貯蔵。ブドウ糖が足りない時には、血中に放出して血糖値を安定させます。
ビタミン・ホルモンの代謝⇒ビタミンAを貯蔵し、ビタミンDを活性化する働きがあります。
また、ステロイドホルモンの分解を行います。

・胆汁の生成
胆汁成分であるビリルビンの80%はヘモグロビンが破壊され生じます。
このような不要なものを胆汁中に分泌し、腸管中に排泄します。
胆汁には脂肪の消化を助ける働きがあります。

・解毒作用
肝臓は血液中に紛れ込んできた有害物質を分解して、無毒化しています。腸から吸収され肝臓に運ばれたアルコールは、肝臓内でアセトアルデヒドから酢酸へと分解され、最終的には二酸化炭素と水になって体外に排出されます。

また、アミノ酸を分解する過程では、有害物質のアンモニアがつくられますが、アンモニアは肝臓に運ばれて尿素となり、尿中に排出されます。

・血液凝固因子の生成
肝臓は、プロトロンビンやフィブリノゲンなど、血液凝固に重要な役割を果たす物質の大部分を生成しています。

・血糖調節
肝臓は、血糖が低下した時(夜間など長時間食事をしない時間や食間など)に蓄えられたグリコーゲンをグルコースに分解し血液中に放出する。

肝臓の予備能力

肝臓は軽度の障害を受けても症状は現れません。
別名「沈黙の臓器」ともよばれ、正常肝では80%近くを切り取っても再生できるほど、再生能力の高い臓器でもあります。

しかし、障害が80%以上に及ぶと機能不全になるともいわれています。
そのため、症状が出てしまった場合には病状が進行しておりすでに手遅れとなることも多々あります。

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