ダブルカウントの心電図波形


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モニター心電図上心拍数が見た目の数よりも多くなっているような場合がありませんか?
そのような場合には、もしかしたらダブルカウントしているかもしれません。

今回は心電図モニター上のダブルカウントについて説明していきます。

目次

ダブルカウントとは

ダブルカウントとは、その呼び名の通り心拍数を通常の2回カウントしてしまっている状態をいいます。

分かりやすく説明するために、ダブルカウントの心電図波形を見ていきましょう。

この図の波形では心拍数が60回/分のペースですが、このような波形では心拍数120回/分と心電図モニターが数えてしまう場合があります。

これは、心電図モニターの心拍数の数え方に問題があって生じます。
心電図モニターはその波形上の一番高い山(通常であればQRS波)を一回の心拍数として数えます。

しかし、図の波形の赤丸部分ようにQRS波とT波の高さがあまり変わらない場合には、この2回を心拍数として数えてしまうのです。
(※この波形では全てのQRS波とT波が同じくらいの高さですが、分かりやすいように3拍目と4拍目にのみ赤丸をつけました。)
そのため、60回/分であっても、120回/分と心拍数が表示されてしまうのです。

ダブルカウントとなる原因としては
・高カリウムなどの影響によりT波が高くなる
・心電図波形が低振幅(ローボルテージ)のためQRS波とT波の高さがほぼ同じになる
ことなどが上げられます。

対応

ダブルカウントしている場合には、実際の2倍の心拍数が心電図モニター上で数えられていることになるため、アラームも頻回に鳴り業務に支障をきたします。

ダブルカウントしている場合には、12誘導心電図を確認し、モニタリングするのに適した波形の確認できる誘導に変更することが必要です。

通常はⅡ誘導で心電図モニターの誘導を行なっていると思いますが、他の誘導でモニタリングすることによりダブルカウントが改善されます。

Ⅱ誘導以外の誘導方法について

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