房室ブロックと洞不全症候群(SSS)の違い-心電図を見分ける
房室ブロックと洞不全症候群(SSS)はどちらも徐脈性の不整脈です。 心電図上で徐脈であることは分かるのですが、房室ブロックと洞不全症候群(SSS)のどちらかで迷うこともあると思います。 この違いには、P波の後のQRS波の…
房室ブロックと洞不全症候群(SSS)はどちらも徐脈性の不整脈です。 心電図上で徐脈であることは分かるのですが、房室ブロックと洞不全症候群(SSS)のどちらかで迷うこともあると思います。 この違いには、P波の後のQRS波の…
QT延長症候群(LQTS)とは QT延長症候群(LQTS)とは、心筋活動電位が延長することにより起こる病気で、その呼び方の通り心電図上のQT間隔が延長している状態をいいます。 基本的には、自覚症状はなく、発…
心電図でSR(洞調律・サイナスリズム)であったはずなのに、いきなり頻脈となって何の不整脈か判断に困ったことはありませんか? そんな時は、どのようにして頻脈を判断すればいいのかについて説明していきたいと思いま…
はじめに 心電図を勉強し始めた時に、「なんで心電図の波形って線が上に行ったり、下に行ったりするんだろう?」なんて思ったことを覚えています。 心電図には、さまざまな誘導方法があり、それぞれでPQRST波の形が…
ホルター心電図とは ホルター心電図とは、携帯型の心電計の電極を胸に付けたまま日常生活を行い、メモリーに記録されたものを、後で高速再生解析装置を用いて、心拍数、リズムなどの心電図の異常を解明するための検査です…
心停止とは 心停止とはどのような状態か皆さんご存知でしょうか? 心停止とはその名の通り心臓が完全に停止している状態だとは思っていませんか? それは少し違うのですね。 心停止とは心…
今回は実際の心電図波形を集めて問題集を作ってみました。 力試しにぜひ活用下さい。 問題 それぞれの波形について考えて下さい。 一緒に、その時の心臓の動きも考えてみるとさらに効果的ですよ! 第1…
房室ブロックは、心房と心室の刺激伝導(主に房室結節)に何らかの異常があるものをいいます。 波形としてはPQ間隔に変化として現れます。 房室ブロックはⅠ~Ⅲ度に分類されており、Ⅰ度から順番に説明していきます。 …
トレンドグラフとは トレンドグラフという言葉を聞いたことはあるでしょうか? 実は、心電図モニターには心電図装着患者の心拍数を時系列に表示する機能があります。 それが、トレンドグラフという機能です。 &nbs…
今回からはSSS(洞不全症候群)についてです。 SSSはsick sinus syndromeの頭文字をとった略字です。医療現場ではシックサイナスと呼ばれます。 SSSはその重症度から Ⅰ型:洞性徐脈 Ⅱ型:洞停止・洞房…