病態 腸重積とは口側の腸管が肛門側に進入することによって生じる腸閉塞です。腸の中に腸が入り込み、詰まっている状態です。 ①間欠的腹痛、②嘔吐、③血便―が3主徴といわれていますが、すべて揃わないことが多く、不機嫌、泣きやま…

【病態生理】 肺炎に罹患すると、肺胞腔へ空気が十分に入らず肺胞低換気をきたします。 広範になるとPO2の低下、PCO2の上昇がおこり、その結果として不穏状態・努力呼吸を呈し、さらに進行するとチアノーゼが出現します。 また…

【病態】 小児の大部分はウイルスや細菌の腸管感染によってひき起こされる救性感染性下痢症です。 原因ウイルスとしてはロタウイルス、アデノウイルス、Ｎｏｒｗａｌｋ　Ｖｉｒｕｓｎａｄｏなどが多いですが、圧倒的に頻度が多いのがロ…

【病態】 4歳以下の乳幼児に多くみられる原因不明の急性熱性疾患で、全身の血管に炎症を生じるのが特徴。急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群ともよびます。 患者発生には地域集積性および時間集積性が報告されるため、発症には感染症の関…

【病態】 発作性に起こる気道狭窄によって、喘鳴や呼気延長、呼吸困難を繰り返す疾患です。 これらの臨床症状は自然ないし治療により軽快・消失するが、ごくまれには致死的となります。 こうした発作性の急性症状を喘息発作とよびます…

【病態】 ・乳幼児が中枢神経系感染症に起因しない、また他の明らかな頭蓋内の異常を伴わない発熱に際して、通常短時間、全身性のけいれんをきたすものと広く定義されています。 ・通常は38℃以上の発熱に伴うけいれんをいい、大半は…

【病態】 ・ＲＳウイルスは冬から春にかけて流行し、乳幼児の気道感染症の重要なウイルスです。ＲＳウイルスの感染力は非常に強く、2歳までにほぼ100%の小児がRSVに罹患します 。一度かかっても免疫が十分にできないので何度も…