小児の胃腸炎の特徴と看護

【病態】

小児の大部分はウイルスや細菌の腸管感染によってひき起こされる救性感染性下痢症です。

原因ウイルスとしてはロタウイルス、アデノウイルス、Norwalk Virusnadoなどが多いですが、圧倒的に頻度が多いのがロタウイルスです。
年齢や季節によっても異なるが冬の小児の下痢症の70~90%はロタウイルス性下痢症と考えられています。

ロタウイルス感染は冬に流行し便を介して人から人に伝染し潜伏期は2日ないし3日です。
好発年齢は6か月から3歳児の乳幼児です。
小児の細菌性下痢症の起因菌として頻度が重要なものはカンピロバクター、ジェジェニ、病原大腸菌、サルモネラ菌である。

【症状・診断】

ウイルス性下痢症のおもな症状は下痢と嘔吐です。
30~50%に咳、鼻汁などのカゼ症状を伴います。

多くは突然の嘔気、嘔吐で発症し、嘔吐は1~2日続きます。
この嘔吐と同時かやや遅れて下痢が起こり、約1週間続きます。

下痢は1日数回~10数回にも及び、水様便で量も多く、色は白色に近いか淡黄色の事が多いです。
多くは軽度~中等度の発熱が数日間認め、脱水症がすすむと、礞尿、ケトーシス、意識障害、痙攣などが出現します。

以下ではウイルス性下痢症と細菌性腸炎の違いについて説明していきます。
ウイルス性下痢症
嘔気・嘔吐を伴うことが多く、便は粘液の混入が少ない水様便。量は多い。酸臭があり、腐敗臭は少ない。血便を呈することはまれ。発熱を伴うことが多いが大部分は微熱。

細菌性腸炎
多くは大腸が傷害され、便は粘液が多く、膿、血液が混在する頻度も高い。高熱、強い腹痛、粘液便などを認めた時は細菌性腸炎を疑うべきである。
確定診断には細菌培養とか種々の方法によるウイルス抗原の証明が必要。

【治療】

一般に機嫌よく食欲もあれば軽症といわれます。
経口摂取できない児、嘔吐、下痢の量及び回数の多い児は脱水の予防に努めます。
ツルゴールの低下、乏尿、体重減少などすでに脱水症状を示す場合は入院し輸液必要となります。

1)輸液(経口):初期治療として経口輸液が有効。感染性腸炎にかかり、激しい下痢を起こしている症例においても経口的にブドウ糖と電解質との混合液を与えるとかなり良く吸収される。経口補液剤として経口ソリタ水、視はんの乳幼児用経口電解質液が良い。

2)輸液(経静脈):まずソリタT1のような点滴開始液を用い、100~150ml/Hの急速輸液により開始し、排尿後、維持液に切り換える。

3)食事療法:人工栄養時児はミルクを少し薄めて与える。離乳食はおも湯、お粥、つぶしジャガイモ、ニンジンスープ程度、幼児はお粥、うどん、豆腐、白身魚、鶏肉等消化されやすい食品を与えるのが原則。牛乳、ジュース、香辛料は避ける。

4)止痢剤:ウイルス性下痢症の薬物療法としては塩酸ロベラマイドが広く用いられ1日0.02~0.04mg/体重の使用で便の回数、量の回数が減り、下痢症患児の管理に有効。ミルクが主食の乳児のウイルス性下痢症では乳頭分解酵素の補充も効果的。

【看護】

  • 観察:排便性状、回数、腹痛、嘔吐、嘔気、食事摂取量、水分摂取状況、In/out。
  • ケア:脱水予防、水分摂取。
  • 点滴管理を行う。
  • 保清維持で更衣時介助する。
  • 感染症ある時PPEを行う。室内にゴミ箱設置。
  • 指導:家族に手洗い励行。
  • 生ものの差し入れは控えるように説明。

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