Warning: Undefined array key 2 in /home/hakkaabura28/note-nurse.com/public_html/wp-content/themes/jstork_custom/functions.php on line 82
強制換気のみの場合はその名の通り、全ての換気に対して人工呼吸器によって機械的な換気(強制換気)が行われるモードです。
別名CMV(持続的強制換気)とも呼ばれることがあります。
目次
①強制換気とは
強制換気には
Ⅰ、補助換気
Ⅱ、調節換気
の2つが存在します。
そして、ガスを送るための方式として前述しているVCV(量規定換気)とPCV(圧規定換気)の2つがあります。
Ⅰ、補助換気とは
補助換気では、患者の自発呼吸時の吸気努力によって生じる気道内圧のわずかな陰圧をトリガーして換気を開始します。
一回換気量や吸気時間は人工呼吸器が行いますが、
換気回数や吸気の開始のタイミングは患者しだいとなります。
簡単に言うと、吸うタイミングは患者が決めるが、そのほかは人工呼吸器に任せてしまうモードです。
Ⅱ、調節換気とは
調節換気とは、人工呼吸が設定された通りに換気を行っていく方法です。
自発呼吸があっても無視された状態か、自活呼吸が消失した無呼吸状態になった時に人工呼吸器のみで換気を行います。
一回換気量、吸気時間、換気回数、換気の開始のタイミング全てを人工呼吸器が行います。
簡単に言うと、何から何まで人工呼吸器に全てを任せてしまうモードです。
この補助換気と調節換気の組み合わせが強制換気が主体であるA/C(補助/調節換気)モードと呼ばれるものです。
A/C(補助/調節換気)とは
患者に自発呼吸がある場合には、それを優先するために補助呼吸になります。
自発呼吸があっても無視された状態か、自活呼吸が消失した無呼吸状態になった場合には自動的に調節換気に切り換わり、換気を行います。
一回換気量、吸気時間は人工呼吸器が行います。
換気回数、換気の開始のタイミングの決定はその時の患者の呼吸状態によって、患者または人工呼吸器が行っていきます。
A/Cモードでは、自発呼吸の全てに補助換気(強制換気)が入ります。
このことは、患者が多呼吸になってしまっている場合には過換気となる可能性があるということです。
人工呼吸器の設定があるからと安心はせずに、患者の呼吸状態をはじめとした全身状態の観察を忘れずに行っていきましょう。
コメントを残す