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ペースメーカー症候群とは
ペースメーカー症候群とは、主に房室ブロックのような心房収縮のある患者にVVIモードで心室ペーシングをおこなった時に出現する症状の総称です。
ペースメーカー症候群が生じた際の波形についてみてみましょう。
VVIペーシングでは心房の収縮は完全に無視されます。
そのために、図の波形のように心室ペーシング時に心房収縮が同時に生じる可能性があるのです。
何が問題になるかというと
通常ですと、房室弁が開き心房のみが収縮する。
そのため、心房内の血液が心室へと流出します。
収縮時には、心室は心房よりも強い圧が生じます。
ペースメーカー症候群の際には心房と心室が同時に収縮する状況が生じています。
そのために、圧の強い心室から心房へと血液が逆流してしまうのです。
その時に、動悸・めまい・嘔気・倦怠感・息切れなどの症状が出現することがあります。
これを、ペースメーカー症候群といいます。
心房と心室が同時に収縮しているこの状態の時に、心音を聴診すると大砲を放ったような心雑音が聴かれるため、大砲音と呼ばれます。
ペースメーカー症候群が生じている場合には、バイタルサインを測定し、主治医に報告しましょう。
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