酸塩基平衡のまとめ-最終版-アニオンギャップについて


Warning: Undefined array key 2 in /home/hakkaabura28/note-nurse.com/public_html/wp-content/themes/jstork_custom/functions.php on line 82

酸塩基平衡のまとめのラストはアニオンギャップについてです。

目次

アニオンギャップ(AG)とは

アニオンとは「陰イオン」という意味です。
ギャップとは「ずれ」や「差」という意味です。

体内には陽イオンと陰イオンがあり、2つの合計値は同じになります。
そして、アニオンギャップは陰イオンの中の「その他」に当たる部分のことを指します。
↓↓↓
陽イオン:主にNa+
陰イオン:Cl-、HCO3-、その他
上記のような陽イオン・陰イオンの分け方になります。

そして、陽イオンと陰イオンの合計値が同じになるため
Na+ ー(Cl- + HCO3-)= AG
この式でアニオンギャップを導くことができます。

アニオンギャップの異常

アニオンギャップにはアルブミンなど様々な物質が含まれています。
先程のアニオンギャップを導く式に当てはめると、通常(アニオンギャップ基準値)はその数値が「10〜14」になります。

アンニオギャップは「正常」か「増加」の2パターンです。
増加している場合には必ず「代謝性アシドーシス」があります。

これが何を表すのかというと
↓↓↓
例として、嘔吐している患者さんを発見したとします。
血液ガスのデータ上
pH;7.41
PaCO2;40
HCO3-;25
この数値を見ると特に問題はなさそうです。

しかし、採血データを見ると
Na;153
K;6.0
Cl;104
BUN;110
Cr;9.1

Na、Cl、HCO3-が揃っているためアニオンギャップを計算することができます。

153ー(104+25)=24

この結果から、アニオンギャップが増えているため原因として代謝性アシドーシスがあります。

血液データから読み取っている人もいると思いますが、この患者さんは腎不全の状態です。
つまり、腎不全による代謝性アシドーシスです。

それなのに、血液ガスのpHは正常値でした。
それはなぜでしょう??
↓↓↓
発見時にこの患者さんは嘔吐してました。
つまり、嘔吐によって代謝性アルカローシスも合併していたのです。

アシドーシスとアルカローシスを合併するとpHが正常範囲に戻ってくることがあります。
こうした状態のことを考えるためにもアニオンギャップが必要になります。

スポンサーリンク


もっと心電図に詳しくなりたくないですか?

心電図について詳しくなりたいあなた!!
次のステップに進むため理解度に合わせて、勉強をすすめていきませんか?

心電図に詳しいことで、あなたの知識が向上し不整脈の時にも適切な対応ができます!
これまでの、アラームに怯えるあなたにサヨナラしましょう!!

覚えておきたい病棟での約9割の心電図を判断する方法!!

心電図って苦手意識を持っている人多いですよね。
心電図波形を勉強し始めたけれども、難しくて困っているというあなた。
そんなあなたのために、これさえ抑えれば、病棟でのモニター心電図装着患者の約9割の心電図波形を読めるようになる方法を紹介します。



転職を考えているあなたのための転職サイト8選


本気で転職をお考えのあなた。
しかし、転職の経験もなくどうすればいいのか?上手くできるのかと心配になってしまいますよね。
そんなあなたには転職サイトの利用をオススメします。

特にオススメのサイトはこの3つです!!







転職で成功を勝ち取るには行動が必要です。

どの転職サイトを使うべきなのか、正しい判断ができ転職の成功率を高めるために転職サイトの実際について話を進めていきたいと思います。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です