APTT(活性化部分トロンボプラスチン時間)とは

目次

APTTとは

APTT(activated partial thromboplastin time)とは、活性化部分トロンボプラスチン時間の略で、内因系・共通系凝固異常をみるための検査です。

APTTは、凝固系第XII、XI、Ⅹ、Ⅸ、Ⅷ、Ⅴ、Ⅱ、Ⅰ因子の活性化が低下することにより延長します。

通常は、APTTとともにPTを一緒に確認することで、抗凝固薬使用のモニタリングや手術延長の可否の判断材料となります。
※抗凝固薬のモニタリングの際、APTTは点滴使用、PTは内服薬使用の指標となります。

 

APTTの基準値と異常時の疾患

APTTの基準値は25~40秒です。

APTT高値の場合考えられる疾患

  • 血友病A(第Ⅷ因子欠乏)およびB(第Ⅸ因子欠乏)
  • 先天性凝固因子欠乏症
  • 重症肝障害
  • 播種性血管内凝固症候群(DIC)

など

APTT低値の場合考えられる疾患

APTTは主に延長時に病的意義がありますが、妊娠や加齢による生理的変化により低値となる場合があります。

 

抗凝固薬使用時の指標

APTTは、抗凝固療法のヘパリン投与決定量の指標として用いられます。

ヘパリンコントロール時のAPTT値は、基準値の約1.5~2.5倍延長になるよう調節していきます。

 

 

 

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