アダムス・ストークス症候群とは

今回はアダムス・ストークス症候群についてです。

頻脈・徐脈を問わず不整脈が原因で起こる脳虚血発作をアダムス・ストークス(Adams-Stokes)発作と呼びます。

なぜ不整脈でアダムス・ストークス発作が生じるのかについて説明していきます。

 

頻脈性不整脈の場合

頻脈性不整脈には心房細動(AF)発作性上室性頻拍(PSVT)などがあります。

この場合は、一回拍出量の問題となります。

心臓の一分間の心拍数は文献によっても違いがありますが、60~90回/分程度といわれます。

頻脈性不整脈ではこれ以上の心拍数となりますね。

通常、心臓は一分間に60~90回の収縮と拡張で血圧を保つことができているのです。
それが、100回以上となるとどうでしょう?

心臓が収縮した後、十分に拡張する前に、また収縮しなければなりません。

正常の一回心拍出量は70ml程度です。

しかし、それが十分に心臓が拡張する前に収縮すると、心拍数が多いほど一回拍出量は減少していきます。

それが、一回のみならば大きな問題とならないでしょう。

しかし、連続で長期的に起こるのであれば問題です。

最悪の場合、心臓に血液が無いのにただ空打ちをしているような状態になります。
そうなれば、血圧もどんどん低下し、脳への血流も減少してしまうのですね。

 

 

徐脈性不整脈の場合

徐脈性不整脈には洞不全症候群(SSS)房室ブロックなどがあります。

この場合は、心拍出量の問題となります。

心拍出量は一回拍出量×心拍数で求めることができます。
それぞれ心臓は決められた大きさしかありません。

そのため一回拍出量の増加は基本的には考えられません。

徐脈性不整脈の場合、心拍数が減少しています。

一回拍出量は増減が無いのに、心拍数は減少します。
当然、心拍出量は減少しますね。

心拍出量が減少するということは、全身へ送る血液量も減少します。

そのために、脳への血流も減少してしまいます。
徐脈の場合、3秒以上の心停止でめまい
5秒以上の心停止で失神をきたすといわれています。

 

 

まとめ

このようにして、脳への血流が減少するためにアダムス・ストークス発作が生じてしまうのですね。

主に、めまい・失神・痙攣などの症状があります。

時折、交通事故や転落事故でその時の当事者の意識が無いような場合があります。
アダムス・ストークス発作は、実はそのような事故の原因の一つでは無いかとも考えられています。

前駆症状として動悸や胸痛などを自覚する場合もあるため、観察する際には注意しましょう。

 

※胸痛を自覚することについて
脳虚血と同様に冠動脈に対する血流も減少します。
そのため、冠動脈が狭窄・閉塞していなくても狭心症や心筋梗塞と同様の胸痛が生じてしまいます。

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