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呼吸仕事量の軽減とは
そもそも「呼吸仕事量」とは何なのか?
通常の呼吸では、呼吸筋が収縮して胸郭と肺胞を広げ、肺胞内と口との間に圧差を生じさせて気流を発生させています。
この時、呼吸筋は肺胞・胸郭が収縮しようとする弾性抵抗や気流が発生した時に生じる摩擦抵抗に打ち勝って換気量を得ることができるように仕事をしています。
これが「呼吸仕事量」といわれるものです。
何らかの原因で弾性抵抗や摩擦抵抗が増えてしてしまったときを、呼吸仕事量が増大した状態といいます。
呼吸仕事量が増大した状態では、通常よりも大きな抵抗が呼吸筋に負担をかけています。
走るときに全力疾走はいつまでも続きませんよね?呼吸筋も同様です。
いつまでも負担の大きい状態ではその働きが弱くなってしまいます。
それに、全力疾走ではいつもより多くの呼吸をしていますよね?身体が酸素を求めているためですね。
同じように、呼吸仕事量が増大することにより、呼吸筋が消費する酸素量も増大します。
そのため、呼吸仕事量が増大した状態が持続すると呼吸筋疲労へとつながり、結果として肺胞低換気の状態に陥ってしまうのです。
呼吸仕事量が増大する状態としては以下のようなものがあります。
・喘息などのように気管が収縮し気道抵抗が増えた状態
・肺線維症などのように肺の弾性が失われ、肺の広がりやすさ(コンプライアンス)が減少した状態
人工呼吸器を装着すると、人工呼吸が呼吸仕事量を肩代わりすることになります。
それにより、呼吸仕事量を軽減するため、呼吸運動による酸素消費量も減少します。
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