大人のおむつ交換ー排泄物が漏れないためのポイント

目的と適応

目的

・陰部、殿部の清潔を保持し、排泄物中の病原菌の伝播を防止し、二次感染を予防する。
・陰部、殿部における皮膚障害の発生予防
・排泄物の観察をし、排尿・排便障害など、排泄に関連した異常の早期発見

 

適応

・尿意または便意が無い場合、もしくは尿意または便意があいまいな場合

 

必要物品

  • おむつ
  • 尿とりパッド
  • トイレットペーパー
  • ビニールエプロン(必要時、袖付きビニールガウン)
  • 使い捨て手袋
  • ビニール袋
  • おしりふき
  • 掛け物(タオルケット・バスタオルなど)
[必要時]
  • 陰部洗浄の必要物品(陰部洗浄用ボトル、微温湯、手袋、石けん、洗浄用ガーゼ、水分ふき取り用タオル)
  • ディスポーザブルシーツ

 

手順

1.手指衛生を行い、個人防護具をつける。

排泄物のよる汚染の予防、また感染防止のため。

個人防護用具の着脱ースタンダートプリコーション(標準予防策)の実施

2017.10.31

感染予防のための衛生学的手洗い

2017.10.30
2.患者の状態に合わせたおむつを選択する。

排便状態や排泄量、体格にあわせ選択する。

3.環境を整える。
・カーテンまたは部屋のドアを閉め、プライバシーを保護する。
・掛け物を掛け、掛け布団を足元にまとめる。
・ベッドを看護師が腰を曲げずに作業できる高さに調節する。

4.患者の寝衣を膝下まで下げ、新しいおむつとビニール袋を広げておく。

・おむつは新しいものであっても、下着と同様に扱い、患者の枕元には置かない。
・排泄物の状況によっては、必要に応じてディスポーザブルシーツを敷く。

5.おむつを開き、排泄物を観察する。

排泄物の色・性状・量から異常を早期発見する。

6.排泄物が出ている場合には、おむつ交換を行う。

①おむつは尿取りパッドと併用し、排泄物による汚染が尿取りパッド内のみの場合は、尿取りパッドのみを交換するようにする。汚染されたおむつはビニール袋にいれる。

排泄物による感染予防のため、汚染されたおむつは床には置かない。

②湯でぬらしたガーゼまたはおしりふきで陰部をふく。殿部までふく場合は患者を側臥位にする。

汚染が広範囲な場合には、新しいおむつやディスポーザブルシーツなどを使用して、陰部洗浄を行う。

③新しいおむつを挿入する。

A.女性の場合:おむつと尿取りパッドを正中で合わせ、殿部を上げてもらい、素早く挿入する。殿部を下ろしてもらい、位置を確認してからとめる。

女性は背部に尿が流れ込みやすいため、尿取りパッドで殿裂部まで覆うように挿入する。

B:男性の場合:陰茎に尿取りパッドを巻きつける。必要に応じて、殿部にもう1枚尿取りパッドをあてる。

陰茎にパットを巻きつけることにより、尿失禁をパッド内で受け止めることができ、負担の軽減へとつながる。

C:殿部挙上動作が不可能な場合

a.患者を側臥位にし、使用済みおむつの汚染面を中に丸めこむようにしておむつを丸め、取り除く。

b.新しいおむつの中心線と患者の背部の中心線が一致するように当てる。

おむつの中央部には高分子吸収体が入っており、吸水ポイントとなっている。おむつの中心線と患者の背部の中心線がずれていると排泄物が漏れるリスクが高くなる。

c.患者を仰臥位へ戻し、おむつの位置を確認しギャザーを外に立てるようにした後、マジックテープをとめる。

・おむつが緩すぎると排泄物の漏れの原因となり、逆にきつすぎると患者の体動の妨げや苦痛の原因となり得るため、注意が必要である。
・ギャザーを立てることで漏れの予防になる。
・ギャザーが内側に入り込んでしまうと、皮膚を圧迫し、皮膚トラブルの原因となる。

 

7.使い捨て手袋を外して、手指衛生を行う。

微生物の伝播を防ぐ。

8.寝衣を整え、掛け物を掛ける。

9.カーテンまたは部屋のドアを開ける。においが気になる場合には窓を開け、必要ならば、消臭剤を使用する。

臭いによる、患者本人や同室者への配慮を行う。

10.各施設の基準に従い、汚染されたおむつや使用済みの手袋を廃棄する。

・尿量測定の必要がある場合には、おむつの重量を測定後廃棄する。
・排泄物の性状の観察が必要な場合には、観察後に廃棄する。

12.手指衛生を行う。

11.必要に応じて記録を行う。

 

おむつの当て方の動画

 

オムツ使用時のポイント

  • おむつ交換は定期的に実施し、その際には陰部・殿部の皮膚状態を観察し異常の早期発見に努める。
  • 排泄物の付着によって長時間の湿潤環境に置かれることは、患者に不快感をもたらすだけでなく、尿路感染や皮膚トラブルの原因となるため排泄後は早期に交換することが大切である。
  • おむつ交換時には、患者のプライバシーを保護し、自尊心や羞恥心に配慮した援助が必要である。
  • おむつの利用は必要最小限とし、排泄機能の評価と自立に向けた援助を行い、早期に外すよう介入が必要である。

 

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